夏が終わり、朝晩は涼しく透き通るような美しい虫の声がする頃、スーパーのお魚コーナーにはこれでもかというくらい鮮やかな赤い身の鮭が並び出します。
秋鮭です。
秋鮭は身も筋子(いくら)も絶品です。
そんな中、隣に白子が並んでいるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
白くて長~い物体で、大きなたらこのような形をしています。
切り身や筋子と違い、かなりリーズナブルなお値段だと思います。
お味はと言いますと、ふぐや鱈の白子がトロサラ~っとした食感なら、鮭の白子は水分量が少なめのムッチリとした食感で、密度が濃い感じ。
ミルキーでコクがありますがしつこくなく癖もありません。
買ってみたはいいけど処理・調理にお困りでしたら、是非最後まで読んでみて下さいね。
鮭の白子とは、魚の精巣部分のことで、雄鮭のみに存在します。
雌鮭からは白子は取れず、代わりに筋子と言う卵を抱えています。
鮭の筋子をいくらにする方法として
〇塩いくらの記事は→こちら
〇いくらの醤油漬け→こちら
白子は糖質や脂質が少なく、タンパク質が豊富です。
ビタミンやカリウムが含まれています。
ただし、プリン体も多く含まれているため食べ過ぎには注意が必要です。
プリン体は様々な食品に含まれるうま味成分なのですが、肝臓が処理しきれない程摂取すると尿酸が体外に排出されず、痛風などの病気の元となってしまうのです。
プリン体の摂取上限は1日約400mg。
白子100gあたりのプリン体は300mg。
酒の肴になることが多い白子ですので、アルコールに含まれるプリン体のことも考慮すると、1日の摂取量は
白子約100gがいいかと思います。
鮭の白子を塩水で洗い、ぬめり等をとります。
沸騰したお湯に15秒から20秒ほど入れて、氷水で冷まします。
血合い(赤い筋)を取り除きます。
これで下処理はOKです、取り出して水気を拭いたら冷蔵庫に保存します。
下処理したとは言え、次の日までくらいには調理しましょう。
魚の内臓部分ですので長持ちするものではありません。
下処理した白子に、塩コショウを振り、小麦粉をはたきます。
それを、バターを敷いたフライパンに入れて、キツネ色になったら裏返します。
レモン汁と白ワインを大さじ1ずつ足して蓋をします。
そのまま5分程、火が通ったら完成です。
下処理した白子に日本酒を大さじ3くらいかけ、沸騰したお湯に入れます。
1分半茹でたら、氷水に入れ、十分に熱が取れたらお好みの大きさに切って器に盛り付けて完成です。
ポン酢と一緒にいただきましょう♪
お供に大葉やもみじおろしなんかがよく合います。
以上、秋鮭の白子料理をご紹介しました。
見た目がインパクトあるので調理するのに戸惑ってしまう方が多いと思うのですが、なんてことはないです。
ムニエルは白ワイン、白子ポン酢は日本酒とよく合います。
私はムニエルにバルサミコソースを使ったので、重めの赤ワインでもとても美味しくいただけました。
白子系が大好きな方は是非これを機にご自宅で楽しまれて下さいね!
くれぐれも食べ過ぎてはいけませんよ。
この記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。
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