これからいちじくを育てる方必見、いちじくの育て方を簡単にまとめました

こんにちは、みやびです。

我が家のシンボルツリーはいちじくです。

果実栽培なんてハードル高いのでは?と思われる方もいらっしゃるはず。

大丈夫です♪
ズボラな私でもここまで育てることが出来たので、とても育てやすい樹だと自信を持って言えます!!

いちじくの育て方をなるべく簡単に記載しますので、これからいちじくを育ててみたいっていう方は参考にしていただけたらと思います。

ー目次ー

  1. いちじくの基本情報
  2. いちじくの特徴
  3. いちじくの植え付け方
  4. いちじくの水やりと肥料・剪定
  5. いちじくの収穫
  6. いちじくの病害虫と鳥対策
  7. 個人的な意見(まとめ)


【いちじくの基本情報】

クワ科、イチジク属

「単為結果性」と言って、受粉なしで果実が出来ます。
収穫期間が長いので、長い間果実を楽しめます。

甘~くトロッとした果実にプチプチの種の食感、病みつきです♡

花言葉

いちじくの花言葉は

「子宝に恵まれる」
「多産」
「裕福」
「豊富」
「実りある恋」
です。

たわわに実る果実が何となくそれっぽいですね。

いちじくは漢字で無花果と書き、その名の通り花が咲かないのに実を付ける不思議な植物です。
実は、実の中が空洞になっていて、その中に小さな花を一杯に咲かせています。
花が咲き終わった後に実になります。
果実の中のツブツブとしている種子の部分が花の跡、プチプチした食感は種子です。


【いちじくの特徴】

いちじくはとても育てやすい植物ですが、日当たりのいい場所を好み、寒さと乾燥には比較的弱い方です。

関東より北部では冬を越せない子が出てくるので、鉢植えとして屋内で栽培するのがオススメです。
どうしても地植えで育てたい方は、霜対策をしっかり行えば冬を越すことが出来ます。
私の祖父は新潟県の下越地方で、さくらんぼ畑の端っこに露地植えいちじくを栽培をしていて、藁を敷いたり防寒ネットを巻いたりしていましたよ。


【いちじくの植え付け方】

日当たりのいい場所、若しくは比較的いい場所を選びます。
植え付けは苗の休眠期である12月~3月。
凍害が心配される場合には、11月や4月にしても大丈夫です。

鉢植えの場合

しっかりと根を張れるように、深めの鉢を用意してあげて下さい。

果実用の培養土だと尚良いですが、普通の園芸用のでもOK♪

地植えの場合

穴を掘ったら、腐葉土を混ぜ込んで植えます。

植え付けたら、どちらの場合もお水をたっぷりとあげて下さい。


いちじくの水やり・剪定

いちじくは日光と水分が大好き。

春~秋にかけては毎日水やりをします。

夏場の特に暑い時期は朝夕2回です。
※ 鉢植えの場合は水切れを起こさないようにしてあげて下さい。

冬は寒さにもよりますが、1週間に1回(鉢植えなら2回)



肥料は緩効性のものを6月に1回(実を付ける前)
8月に1回(実を付けている最中)
10月に1回(実を付けてくれた樹にお礼肥)
2月頃に1回(春が来る前)

だいたいの目安です、こんな感じであげています。

肥料が少なくても実は成るのですが、実付きのよさと果実の大きさが結構変わってきます。

剪定に関しては、植え付けの際、根元から50~60㎝くらいのところで切ってあげると、その後の生育が早くなります。

植え付けた後の剪定は年に一度、冬場に行います。
いちじくは成長が早いので、邪魔な枝はバッサリ切って大丈夫です。
適当でもなんとかなります!

我が家は1本だけメインの枝を残して後は短くしています。
(ご近所問題にならないよう、なるべく小さく育てたい)

我が家の剪定はこんな感じ



先程、剪定は冬場と言いましたが、あまりにも茂るので我が家は夏場も敷地からはみだしてしまった枝等を剪定しています。

毎年胸の高さくらいに切っているのに、夏場になると2階の位置にまで達する程成長します。

冬場にガッツリ切り過ぎて、その年の実付きが悪くなることがありました。
それでも次の年には大収穫出来たので、多少間違えても大丈夫!
素人に向いている果樹だとつくづく思いましたね。

【いちじくの収穫】


実が色づいて、柔らかくなってきたら収穫です。
いちじくの成長は早いので、少し早いかなと思って収穫を翌日にすると、熟れ熟れになっていることがあるので早めに収穫しましょう。

少し硬くても、常温で置いておくと追熟しますので、すぐに食べられるようになります。

実を優しく持ち、ひねると枝からすぐ離れます。

幹の方から皮を剥くとペロっと綺麗に皮が剥けます。

収穫の際は、いちじくの幹から出る白い液体に触れないようにして下さい。

それにはタンパク質を分解する酵素が含まれていて、肌に付くと痒くなるし取れにくい。
付いてしまったら、お湯や石鹸でよく洗いましょう。

また、いちじくの葉に肌が触れると痒くなります。
硬い産毛がたくさん付いているので、腕の内側等皮膚の柔らかいところは負けてしまいます。
収穫の時はなるべく肌に触れないよう気を付けて下さいね。

1日10個以上採れる日もあります

収穫した実は、そのまま食べるのも勿論美味しいのですが、ジャムやコンポート、サラダやオーブン焼きにしたりと様々使えます。

しかもどれも見栄えがいいのでおすすめです。

いちじくを使ったお料理について近日中にアップしたいと思います。


【いちじくの病害虫対策と鳥対策】

ここが一番長くなるところです。

いちじくの樹は、実はもちろんのこと枝から根っこまで美味しいらしい…

枝はカミキリムシの大好物、
根っこはコガネムシの幼虫の大好物です。

必ず奴らは来ます。

カミキリムシは目視で確認して取り除く。
見つけたら即排除!

長い触覚が枝からはみ出して見えるので、比較的簡単に見つけられます。

枝の中に卵を産んでいる場合もあり、その時は枝から木くずのようなものが沢山出ているので、その中に殺虫剤を撒きます。

上部はカミキリムシにかじられた跡
枝の中から出てきているのは幼虫の糞



殺虫剤を使いたくない人は 穴を辿っていくと幼虫が居るので、 直接駆除する方法もあります。

幹に塗る薬剤もあります。(私は2つ併用しています、下にリンク貼っておきます)



あまりにもカミキリムシ被害が酷い枝はバッツリ切っています。

詳しくは、カミキリムシとの紛争日記にて(後日アップ予定)



コガネムシの幼虫は有機肥料の土が大好きで、作物の根っこを食い荒らして大きくなります。

植え付けの時に、アセフェート系の薬剤を混ぜ込むとコガネムシだけではなくアブラムシやアオムシ等の予防も出来ます。
(私はオルトラン粒剤を使用しています)

その後も予防として土の上に撒くようにすることで、コガネムシ被害は簡単に抑え込むことが出来ます。

鳥対策、私はこれに苦戦しました。

オナガ(見た目は美しいのにギィーーって鳴くギャップのある子)が毎日、我が家のいちじくの樹に朝ご飯を食べに来ます。

ですので、昨年まではそれよりも早起きして(朝の5時くらい…)収穫していましたが、下の子のお世話でヘトヘトの私はそれどころじゃなくなりました。

今年からネットとキラキラテープを張っています。

上の枝は高くてネットが張れませんでしたが、そこ以外は食べられなくなりました。

素人なので、ガチガチには張っていません、簡単に入り込めてしまうのですが、鳥の方も警戒しているのでしょう。
完全にとはいきませんが、私はこれで早起きから解放されました(笑)

食べかけとかやめて欲しい
どうせなら完食してくれ…


【個人的な意見・まとめ】

これを言ったら元も子もないのですが、植物だって1つの生命体。
肥料の頻度や向いている土等、ここまで散々書きましたが、正直ほったらかしでも育ちます(笑)
美味しい果実を収穫したいなら、なるべくやってあげてねってことで書きましたので、厳密にやらなくても大丈夫♪
あまり気負わずに気軽にチャレンジして欲しいと思います。


私は小学生の頃から、植物が好きで色々な花や観葉植物を育ててきました。

大人になって自分で稼げるようになってからは、更に拍車がかかり、バラや果樹栽培を趣味に生きてきました。
その中でも生き延びているうちの1つがこのいちじく。
あとは、オリーブの樹とアロエベラが生き延びていて、今も一緒に居ます。

独身時代、実家で育てていたものを今の家に持ってきました。
10年以上の付き合いです。
アロエベラだけは25年。

植物の生命力って凄い。
特にいちじくの成長の速さには目を見張るものがあるので、上手に剪定しながら美味しい実を成らせて下さいね♡



ちなみに我が家のいちじくは桝井ドーフィン種です。
大粒で長い期間収穫出来るのが特徴。
何より育てやすい!

皮も食べられる品種もあるそうですよ♪

思いのほか長くなってしまいました。

この記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。
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