ラムは子羊のお肉です。
ラムチョップは、子羊のアバラ部分の骨付き肉の部分。
一番旨味のある部位で、羊1頭からわずかしか取れない希少部位です。
柔らかく香り高いので、高級フレンチのメニューでも定番となっていますが、そのために一般にはあまり流通しません。
ネットショップ等では購入できます。
手に入りさえすれば、調理は比較的簡単なラムチョップ。
もちもちっと柔らかくジューシーなお肉は食べる人を虜にします。
調理方法をマスターして、おうちで気軽に高級フレンチ気分を味わっちゃいましょ♡
1 ラムチョップローストの作り方
ーラムチョップを使う場合
ーラム塊肉を使う場合
2 その他の調理方法
ー低温調理
3 あとがき
(ラム、マトン、ミルクラムの違い)
ラムチョップ(あばら骨1本)で売っているものと、塊肉(あばら骨が2本以上ついているもの)で調理方法が変わってきます。
そしてどの調理方法でも必ずやっておくことは、お肉を室温に戻すことです。
中が冷えたままですと、十分に熱が入らず生焼けになってしまいますので、そこだけは気を付けて下さい。
では早速調理方法。
室温に戻しておいたラムチョップに下味をつけます。
塩コショウとお好きなハーブをもみもみ。
ラムの匂いが気にならない方は塩こしょうだけで十分。
オリーブオイルを敷いたフライパンで両面をこんがり焼き目がつくまで焼いたら出来上がり♪
(簡単過ぎて…w)
ちなみに魚焼きグリルで焼くのもおすすめです。
そのままでも美味しいですが、バルサミコソースとの相性が抜群です!
ラムのあばら骨が2本以上ついたものの調理方法です。
お肉の大きさが倍以上に違うので、ラムチョップの調理方法とは少し違ってきます。
室温に戻した室温に戻しておいた塊肉に下味をつけます。
塩コショウと、匂いが気になる方はお好きなハーブやにんにくをもみこみます。
オーブンを200°に予熱しておきます。
熱したフライパンにオリーブオイルを敷き、脂身の方を下にして焼きます。
両面に焼き目がついたら、アルミホイルに包み、オーブンで10~15分焼きます。
(お肉の大きさによって調理時間を変えて下さい。あばら骨が8本ついているものは15分焼いてちょうどいい感じでした)
焼き上がったら、焼き時間と同じ時間オーブンの中に入れたまま余熱調理します。
切り分けて完成♪
塊肉の方が工程が多くなりますが、切った断面が綺麗なピンク色になるので、見映えがします。
おもてなし料理にもおすすめ!
お肉の断面、美しい♡
話題の低温調理もおすすめです。
低温調理という呼び名が有名ですが、厳密には真空調理法のこと。
文字通り、真空にして加熱する調理方法です。
下味(塩コショウ・お好みでハーブをもみこむ)をつけた塊肉をジップロックに入れ、オリーブオイルをひと回しくらい入れて空気を抜きます。
これを65°~70°のお湯で湯煎します。
65°は、手を入れてみて、手を入れられるけど2秒で我慢できなくなるくらいの温度です(語彙力…)
※温度計を使いましょう、常に温度を一定に保ち、60°を下回らないようにして下さい。
湯煎時間は30~40分。
(芯の温度が63°で30分以上)
中までしっかり熱が入るように加熱します。
その後お鍋から取り出し、30分以上寝かせて出来上がりです♪
そのままでも十分美味しいですが、フライパンで脂身部分の片側だけ焼き目を付けると香ばしい香りが味わえておすすめです。
【ラム】
今回ご紹介したのはラムで、生後1年未満の子羊肉です。
年齢が分からないときは、永久門歯が生えていない羊の肉がラムと呼ばれます。
【マトン】
マトンはいわゆる大人の羊で、生後2~7年の羊肉のことです。
永久門歯が3本以上生えている羊ちゃんです。
マトンは肉質が固く、独特の匂いがします。
固いというか、引き締まって弾力があると言った方が正しいでしょうか。
私が子供の頃はマトンが苦手でしたが、大人になった今、マトンを食べれば食べる程、濃い旨味としっかりした脂に虜になりました。
【ミルクラム】
ラムの中でも更に赤ちゃんに近い羊肉です。
生後2~3ヶ月以内の母羊の母乳のみで育った子羊は「ミルクラム」と呼ばれ、大変貴重で高級食材として知られています。
ふんわりと甘い香りが漂う、とても柔らかくミルキーなお肉です。
機会があったら是非お試しください♡
最後になりますが、日本の食品ロスは年間600万トンにもなります。
トラックの荷台1台分は1トンです。
凄まじい量の食料が大量に廃棄されている現状です。
それなのに、世界では9人に1人が飢餓に苦しみ、4人に1人が栄養失調です。
絶対におかしい。
どんな食材も命の上に成り立っているというのを忘れず、食材には敬意を込め大切に調理し食したいと思っています。
この記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。
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